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動物看護師になるには?専門学校と大学のメリットデメリットをご紹介します。

動物看護師になるためには、専門学校や大学に進学して専門的な知識・技術を学ばなければなりません。動物看護師の仕事には専門性の高い業務が多いため、しっかりと学校で授業を受けて能力を高めておく必要があります。

しかし、専門学校と大学のどちらを選んでも動物看護師になれるため、「自分がどっちに向いているか分からない」と悩んでしまう方も多いでしょう。

そこで本記事では、動物看護師になるために専門学校と大学のどちらを選ぶべきなのか、それぞれのメリット・デメリットを紹介しつつ解説します。

動物看護師になるには?

動物看護師になるためには、従来特別な資格等は必要ありませんでした。そのため極端な話では、誰でも動物看護師になることができたのです。しかし、動物看護師は専門性の高い職業であるため、基本的に専門学校や大学で知識・技術を学び、卒業したことを証明することが就職に必要とされていました。

今後は国家資格化に伴って、動物看護師になるには必ず関連する知識・技術を学べる専門学校や大学に通うことになるでしょう。

2022年から5月から「愛玩動物看護師法」が施行された

先の通り動物看護師になるのに資格等は必要ありませんでしたが、2019年6月に可決され、2022年5月に施行された「愛玩動物看護師法」によって、動物看護師に国家資格が設定されることになりました。そのため今後動物看護師として働くには、国家資格である「愛玩動物看護師」が必須になります。

愛玩動物看護師の資格試験は、2023年2月に第1回が開催される予定です。詳細などは決まっていないため、動物看護師を目指す際には今後の情報に注意しておく必要があるでしょう。

動物看護師になるために専門学校に通うメリット

動物看護師になる際には、専門学校に通うという選択肢が挙げられます。以下では、専門学校特有のメリットについて解説します。

在学中から実践的なスキルを学べる

動物看護師の専門学校に通うことには、在学中から実践的なスキルをたくさん学べるというメリットがあります。座学による勉強だけでなく、動物病院などで実践を経験できる機会が多いため、業務に必要な知識・技術を身につけることが可能です。

授業で学んだ知識・技術を実際に試せるので、「どのようなスキルを優先して覚えるべきなのか」「自分が苦手とする分野は何なのか」といったことを具体的に把握できます。結果的に動物看護師になるための勉強を効率良く行えるようになるため、実践を多く学べる専門学校への進学はおすすめです。

「WaN国際ペットワールド専門学校」の「動物看護師・リハビリ介護学科」では、学内に併設されている夜間動物病院が実習施設となり、最先端の医療を学べます。実際の病院が実習施設となるため、本格的なスキルの習得を在学中から進めることが可能です。

その他、学内にいる実習犬との実践教育も行われているため、動物と触れ合いながら動物看護師に必要な知識・技術を学べるのがメリットです。

多くの資格取得を目指せる

動物看護師の専門学校に通う場合、さまざまな資格取得を目指せるのもメリットです。獣医療は近年ますます高度化していて、対応する動物の種類も増えています。そのため獣医師のサポートを行う動物看護師にも、高い能力が求められるようになっているのです。

動物看護師として高度な知識・技術を持っていることを証明する方法のひとつが、専門資格の取得です。資格を多数持つことで他の動物看護師よりも能力が長けていることを証明できるため、就職や転職を有利に運べるでしょう。動物看護師の専門学校では、さまざまな資格取得を前提としたカリキュラムが組まれていることが多いです。そのためスムーズに動物看護師に必要な資格の勉強と、合格を叶えることができるでしょう。

WaN国際ペットワールド専門学校の動物看護師・リハビリ介護学科は、全国トップクラスの専門資格合格率を誇っています。例えば「動物看護師統一認定機構」の「認定動物看護師」資格は、4年連続で合格率100%を達成しています。(2019年度実績)

「ペット栄養学会」の「ペット栄養管理士」資格も、6年連続で合格率が100%です。その他、アニマルリラクゼーション・メンテナンスマッサージ療法の資格も、100%の合格率となっています。(いずれも2020年度実績)

このように複数の資格の取得を目指せるだけでなく、高い合格率を維持している実績があるため、動物看護師を目指すのならWaN国際ペットワールド専門学校のような専門の学習機関に進学するのがおすすめです。

動物看護師になるために専門学校に通うデメリット

動物看護師になるために専門学校を選ぶことには、いくつかのデメリットもあります。

基本的に進路の変更が難しい

専門学校は、専門的かつ実践的なスキルを学べる点が魅力の学校ですが、幅広い分野の知識・技術を身につけるには向かないケースがあります。そのため基本的に進学後に、専門学校とは関係のない別の進路を選ぶことは難しいでしょう。

動物看護師の専門学校に通うのなら、動物看護師やそれに関係する職場への就職が前提となります。別の業界への進路も検討したい場合や、動物看護師になることが完全に決まっていない場合には進学前に注意が必要です。

動物看護師になるために大学に通うメリット

動物看護師になるために大学に通う場合、以下のようなメリットを得られると考えられます。

卒業後にさまざまな進路を検討できる

大学で動物看護師になるための勉強を行う場合、卒業後にさまざまな進路を検討できる可能性があります。動物看護師に関する授業だけでなく、他の業界や職種の授業も受けられるため、習得できる知識・技術の幅が広いのがメリットです。できるだけ多くの知識・技術に触れたいといった場合には、大学進学にメリットがあるでしょう。

勉強に時間をかけたい人に向いている

大学に進学する場合、動物看護師をはじめとしたさまざまな勉強に時間をかけやすいのもメリットです。長期間の在学が前提となっているため、授業回数や授業数も多く設定されています。じっくりと必要な知識・技術を学んだ上で動物看護師になりたいといった場合には、大学の学習システムが向いているでしょう。

動物看護師になるために大学に通うデメリット

一方で、動物看護師になるために大学に通う場合、デメリットもいくつかあります。

卒業まで4年かかる

大学を卒業するためには、最低でも4年の時間が必要です。動物看護師の専門学校は基本的に3年間で卒業ができるため、就職するまで1年遅れることになります。1年遅れて卒業することになると、動物看護師としての実務経験を積むまでに時間がかかるため、キャリアアップに影響する可能性があります。学費も専門学校と比較して高くなるので、経済的な負担という面でもデメリットがあるでしょう。

当然、1年早く卒業できる専門学校はお給料も1年早くもらい始めることができます。

自己管理が欠かせない

大学で学習を行うためには、自己管理が欠かせません。専門学校とは違い、大学では自分で授業を選び、自分の意思で出席しなければなりません。仮に授業をサボっても、それを叱ってくれる人はいないため、自主性がないとスムーズに卒業できない可能性もあります。自己管理ができない、自主的に動けないといった場合には、大学に通うデメリットが大きくなるでしょう。

まとめ

動物看護師になるには、専門学校や大学に入学するのが一般的です。2022年5月に施行された「愛玩動物看護師法」にも、専門学校や大学で3年以上学習することが国家資格を取得する条件となっています。今後は動物看護師になるために専門学校や大学で学ぶことが必須となるので、この機会に進学先について具体的に考えてみてはいかがでしょうか。