「人と動物の関係学」担当 山崎 恵子先生 メッセージ

山﨑 恵子 先生

●優良家庭犬普及協会常任理事
●日本介助犬アカデミー常任理事
●米国ペットパートナーズ(旧デルタ協会)公認インストラクター
●ペット問題研究会「互」主催
●WaNでも教科書として採用している「アニマルセラピー実践」など専門書を多数執筆

「動物がかわいい」「癒される」と感じるのは、その動物を取り巻く環境が安定し、動物が落ち着いた表情を見せてくれるからです。 「環境」が動物の表情を引き出し、人間はその表情に癒されるのです。そう考えると、狭いケージで飼われている動物が幸せかなど、 多面的に関心が向くようになります。人と動物は世界の様々な社会構造の中で接点を持ちながら生きていて、その背景を知り目の前の動物を見つめて欲しい、 それがWaNの考え方です。卒業生は動物病院やペットショップなどで活躍していますが、 将来どの分野に進んでもこの考え方は学生たちを支えてくれるものと信じています。 動物に向き合うとき、時に感じる疑問や矛盾を読み解くスキルがスペシャリストとして絶対に必要です。 真剣に動物に関わる仕事をしたい方はWaNで学んで欲しいですね。世界観や意識が変わりますから。

「動物福祉」=「動物が精神的・肉体的に充分健康で、幸福な状態」
人と動物のよりよい関係づくりを担う人材を育てる学校だからこそ、わたしたちが関わる動物たちに、最大限の配慮が必要だと考えています。


開校以来、動物行動学に基づいた「ほめるしつけ」を行っています。人間と共に暮らすには動物にも一定のルールを覚えてもらう必要がありますが、そのトレーニングに罰や痛みは全く必要ないと考えています。

不慣れな保定や美容は、特に動物への負担が大きく、危険も伴います。最初はぬいぐるみやマネキンなどで行い、段階を踏んで動物に移行します。

その動物本来の正常な行動をするために十分な広さと、休憩や隠れるスペースを確保。更に壁や目隠しなどでそれぞれの飼育場所を仕切り、ストレスを減らす工夫をしています。

学校で暮らす犬猫の多くが愛護センターなどで保護された子です。実習を通してしつけと健康管理をし、人と暮らす楽しさと愛情を教えます。トレーニング後は新しい飼い主様を探して幸せなペットとしてWaNを卒業していきます。

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